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女性の身体と東洋医学 

カテゴリ:治療について

皆さんはお灸にはどんなイメージをお持ちですか?

今回は鍼灸(しんきゅう)をはじめとする東洋医学が女性と
どのように関わってきたのかをご紹介したいと思います。

鍼灸や漢方などの東洋医学の世界では、不妊を「不孕(ふよう)」と呼び、
数千年前から女性の身体のトラブルとして認識し、鍼灸や漢方などで対応してきました。

医療の発達していない時代は、病気になった後から何かを始めるのでは手遅れになってしまうため、
普段から健康管理に気をかける必要がありました。

普段の健康管理のことを養生(ようじょう)と呼びますが、
中でもお灸はこの養生として使われることも多く、人々の生活の中で使われてきました。
養生灸のなかでは胃腸の問題に対して足の三里というツボに灸をすえたり、
脳卒中の予防にお灸をすえることなどが有名です。

お灸が人々の生活に使われる中で、特に女性の抱える冷えや生理不順などの問題に
効果的だとして受け入れられ、特に妊婦のお腹の胎児の位置矯正に対して行われる逆子の
灸は海外でも知られるぐらいに有名になりました。
灸をすえている時から胎動が感じられるので、
経験した女性はお灸の効果をその場で感じることができます。

このように長年に渡って伝えられてきたお灸文化も明治維新後の西洋医学が主流になる時代には衰退してしまいました。

ここ数年では不妊問題などが取りざたされ、女性誌ではお灸が自分でできる妊活として紹介されることが多く、再度脚光を浴びています。

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