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寝る時の姿勢にもこんなに種類があることをご存知ですか?

カテゴリ:★姿勢と動作のお話, 役に立つ健康情報

「では仰向きに寝てください。」
と言われた時に、
「あれっ、仰向きってどっちだっけ?」
という方が時々います。

それぐらい普段の生活の中では仰向きとか
うつ伏せなどの呼び方は意識していないと思います。

実はこの寝る時の姿勢の呼び方ですが、
医療や介護の現場ではもっといろいろな呼び方があるんです。

普段聞いたことがないと思うので
参考までにご紹介します。

↑ まずこれは一般的に仰向けと言われている姿勢で
「仰臥位(ぎょうがい)」といって
「背臥位(はいがい)」ともいいます。
腰痛がある方は長時間この姿勢を続けると
腰が痛くなってしまう方がいます。

↑ 次にこれは一般的にうつ伏せと言われている姿勢で
「伏臥位(ふくがい)」といいます。
これも腰痛がある方は長時間この姿勢を続けると
腰が痛くなってしまう方がいます。

↑ これは一般的に横向きとしかいわれていませんが、
正式には「側臥位(そくがい)」といいます。

↑ このあたりからはあまりなじみのない姿勢になってきますが、
これは上半身を45度起こした姿勢で、
「半座位(はんざい)」
または「ファウラー肢位」といいます。
食事をする時などになる姿勢です。

この写真は少し角度が浅いので「セミファウラー位」になると思います。

↑ そしてこの胎児が丸まっているような姿勢は
「屈曲側臥位(くっきょくそくがい)」といい、
腰痛の方など腰への負担を減らす時にとる姿勢です。

↑ そしてこれは妊婦さんに推奨される「シムスの体位」で、
「半伏臥位(はんふくがい)」ともいいます。
ベッドとカラダの隙間を埋めるためにクッションなどを使います。

以上、普段あまり聞きなれない寝る時の姿勢のお話でした!

これと同じく座った時の姿勢にもいろいろな呼び方があります。
興味のある方はこちらをご覧ください! ↓
https://iwata-akatombo.com/blog/?p=2727