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【妊活の話 その5】頭寒足熱(ずかんそくねつ)とは?

カテゴリ:レディース妊活整体&鍼灸について, 妊活をはじめよう!


前回は↑この図で
妊活のとりくみの手順を
説明していきました。

まずは
1.カラダを冷やさない(防寒対策)
次に
2.カラダを温める(温活)をする
という流れです。

カラダを冷やさないとりくみは
主に服装のお話になりますが、
その前に【頭寒足熱】という
東洋医学で言い伝えられる言葉の
話をしていきたいと思います。

頭寒足熱とは?

皆さんはこの字を読めますか?↓

「頭寒足熱」

頭寒足熱とは
「ずかんそくねつ」と読み、
頭を冷やし、足を温めることが
健康によいということを
あらわしています。

カラダを冷やさないという
服装もこの考えに沿っていきます。

つまり、
頭のある上半身よりも
足のある下半身を冷やさないように
していきます。

ちなみに頭寒という表現は
常に頭を冷やすという意味では
ありません。

高熱などの場合には冷やしますが、
普段は冷やすというのではなく、
余分な熱をためこまない
という意味です。

頭寒足熱が重要なわけ

ところでなぜ頭寒足熱が
よいとされるのでしょうか?

これは自然界をみてみると
よくわかります。

太陽に近い高いところの方が、
地面よりも気温が高く温かいはずです。
エアコンなど暖房の風も上にあつまります。

つまり上の方が温かく、
底冷えという言葉があるくらいで
地面に近い足元の低いところは冷えます。

普段の経験から
皆さんもわかると思います。

それでは次に
人間のカラダの体温を
みていきます。

人間のカラダを
上半身と下半身とわけた時、
どちらが体温が高いか
わかりますか?

これは図で見てのとおり、
上半身が下半身よりも
体温が高くなります。

その理由としては、

・上半身には熱を生む内臓があるが
下半身にはない

・上が温かく下が冷えるという
外気温の影響をうける

・冷たい地面に触れている足裏から
体温が奪われる

などなど。

こうして考えていくと、
もともと体温が低い下半身が
外気温の影響を受けて
さらに冷えやすい状況になっている
ことがわかると思います。

間違った服装とは?

冷えやすい下半身こそ
しっかりと寒さ対策をしないと
いけないのですが、
実際には
冬でもスカートをはいていたり、
上半身ばかり着重ねている
人がいます。

ファッションの視点ではなく、
カラダを冷やさないという視点で
考えると、
それはまちがった服装になります。

上半身を何枚着重ねても、
下半身が薄着だとカラダは
温まりません。

温まらないどころか、
着ぶくれしてカラダの
動きが制限され、
肩こりの原因になります。

上半身ばかり着かさねていくと、
もともと体温が高い上半身に
さらに余分な熱が生まれ、
頭に熱があがって
のぼせや、イライラ状態になります。

この状態は
頭寒足熱の反対で、
頭熱足寒といい
冷え性の人や
更年期の方にみられます。

次回はカラダを冷やさない服装の
具体例をご紹介していきますので
参考にしてみてください。