増える【起立性調節障害(OD)】の子供たち
カテゴリ:症状別, 自律神経・ストレス・メンタル
コロナが世界中で猛威をふるい、
自粛生活が続いてから
カラダにおきる不調を感じる
学生さんが増えていることをご存知ですか?
起立性調節障害(OD)とは?
学生さんが
どのように体調をくずしているかというと、
起立性調節障害(OD)とよばれるものです。
まだ聞きなれない病気のため、
どんなものなのかご存知ない方も
多いと思いますが、
日本小児心身医学会のガイドラインから
以下の3つ以上にあてはまる場合は
医療機関の受診がすすめられています。
□ 朝起きられず、特に午前中調子が悪い
□ 頭痛
□ 腹痛
□ 立ちくらみがする
□ めまいがする
□ 立位で気持ち悪い、時に倒れる
□ 入浴時や嫌なことがあると気持ち悪くなる
□ 動悸、息切れがする
□ 顔色悪い
□ 食欲不振
□ 疲れやすい
□ 乗り物酔いがする
当院へ来る起立性調節障害の学生では
・朝起きられない、
・頭痛、腹痛が続く
という方が多い印象です。
コロナで自粛生活になってから
運動不足のよる腰痛の方も増えていますが、
この起立性調節障害で来院する学生も
急激に増えています。
ODの方には
・水分を多めにとる
・塩分を多めにとる
・立つ時は30秒以上かけてゆっくりと立つ
・血圧をあげる薬などの薬物療法
などが指導されることが多いようです。
当院では
こういった不調に対しては
自律神経のバランスを整えることを目的に、
はりやお灸、整体などで
対応しています。
親御さんからすると
お子さんが
「仮病をつかってる!」
「なまけてるだけだ!」と
思ってしまいがちですが、
本人からすると
自分の身体が思うようにならずに
つらい気持ちでいると思います。
まずは内科さんに相談することを優先し、
改善されない場合はお気軽にご相談ください。