手首の痛みにこんなことを試してみました その1 「TFCC損傷」
手首の痛みと聞い下の画像の赤丸の辺りの痛みを
イメージすることが多いと思います。 ↓
これは一般的な腱鞘炎で痛みがでる場所です。
この親指を下がったところの痛みはいわゆる腱鞘炎が多いのですが、
下の画像の赤丸のあたり(小指を下がったところ)に痛みがでることもあります。
この場所は
1.尺骨三角骨靭帯 2.尺骨月状骨靭帯 3.掌側橈尺靭帯 4.背側橈尺靭帯
5.尺側側副靱帯 6.三角靭帯 7.関節円板
によって構成され手首を安定させています。
この7つの複合体はTriangular Fibrocartilage Complexと呼ばれ
TFCC損傷と呼ばれています。
この部分は床に手をつく動作や、
手をついた状態で体重を乗せる動作、
スポーツではラケットを使うテニスやバドミントンの
選手が手首を小指側に傾けた状態で球を打つ動作で
負傷することが多いようです。
痛みの誘発動作は、手首を返す動作や
手首を小指側へ倒した時や、そこからさらに軸圧力を
かけた時にでることが多くみられます。
日常生活ではドアノブをひねる動作や、
フライパンを持つ動作がつらくなることが多いようで
ひどい場合は握力が弱くなったりもします。
当院のスタッフも手首をついて体重を乗せる動作を
繰り返したことでこの場所に痛みがでてしまった人が
いたので、回復までの流れを紹介したいと思います。
その2へ続く